ウルトラランナーのプチあるある

ひょっとしたら私だけに、いや、きっと私だけに当てはまるものかもしれませんが、ウルトラランナーのプチあるあるをいくつか紹介したいと思います。

横断歩道ダッシュや駅の階段で息が切れる

青信号が点滅を始め、ダッシュして横断歩道を渡ると、「ハーハー、ゼーゼー」と息が上がってしまいます。全力疾走ではなく軽いジョグ程度でほんの数メートル走るだけでこのざまです。

ウルトラランナーとしての私を知る人は、信じられないものを見たような表情で「マジですか~、嘘でしょう!」と思い切り突っ込んできます。笑いを取ろうとして私が演技をしていると思っているようです。こっちはマジで苦しいのに。

駅の階段を上るときも、上り切るあたりで息も絶え絶えになり、一歩一歩、足を上げるのがやっとです。

走り始めてから6年半が経過しますが、この状況は当初から今に至るまで変わりません。長時間走ったり、山を駆け上ったりするのは平気なのに、何故でしょう? 不思議です。

すね毛を剃る

トレイルランナーのヤマケンは、色とりどりのテープ(ニューハレテープ)を使って、両足を隈なくテーピングします。ニューハレテープとは粘着性伸縮包帯(キネシオロジーテープ)の代表的な商品で、筋肉疲労軽減や怪我の予防に効果があり、ヤマケンだけでなく多くの日本人トレイルランナーはテーピングをして走っています。

足だけの写真ですが・・・ヤマケンの芸術的なテーピング

効果はあるのですが、貼ったテープが毛を引っ張ったり、あるいはテープを剥がすときに、大量の毛も一緒に抜けて、それはそれは痛い思いをします。

すね毛を剃るランナーもいると聞いていたので、3年ほど前でしょうか、私も思い切って剃ってみました。

自慢ではないのですが、私はすね毛だけでなく、太ももにも結構、毛が生えています。慎重にゆっくり、ゆっくりと。手の届きにくいところに剃り残しがないように。Vソーンは一歩間違えると大惨事になるので特に慎重に・・・

剃り終えた後はツルツルで気持ちがいいのですが、数日たつと新しい毛が生え始め、生えては剃り、生えては剃りの繰り返し。面倒くさくなってやめてしまいました。

毛を剃るランナーって本当にいるのかな、とずっと気になっていたのですが、なんと、先日の夢グレのとき、前泊したホテルの大浴場で一生懸命に処理されている方がいました!

同胞を見つけたような気がして嬉しくなり、湯船につかりながら心の中で「剃刀で怪我をしないように気を付けて!」とエールを送りました。

リタイア直後に壮大な計画を立てる

レースでリタイアすると、「何が悪かったんだろう」「どこがいけなかったんだろう」と大反省会が頭の中で繰り広げられます。

だいたいいつも同じパターンの思考回路となるのですが、「長距離の練習量が足りなかった」「スピード練習が足りなかった」「山の上りや下り練習が足りなかった」「コースの下見が足りなかった」と、「足りない」だらけの反省となります。

で、どうするか。「週末は必ずロング走をやるぞ!」「週1回はスピード練習を取り入れるぞ!」「月に2回は山に行くぞ」「最低2回はコースの下見をするぞ!」と、「やるぞ!」祭りとなります。

そして、次回のレースまでの完璧な計画を立てるのですが・・・・いつの間にか、計画通りに行かなくなってしまいます。

夢グレに参加したUさんも、「レース本番までに何回かに分けてコースの下見をするつもりでいたけど、結局一度も下見しなかった~」と嘆いていました。

熱い思いに実行が伴うかどうか、そこが大きな分かれ目なのでしょうね。

「え~、フルマラソンとか走るんですか~」と聞かれると、「いや、もう少し長い距離を走ります」ともったいぶって答える

趣味としてランニングをされている方や、マラソン・駅伝観戦が好きな方を除いて、ランニングの話で盛り上がるのは難しいです。

仮に相手が興味を持っていたとしても、ウルトラマラソン、特に200kmを以上の超ウルトラの話をすると、10人中9人はドン引きしてしまいます。残りの一人を見極めるのが難しいのですが、相手の表情や反応を見ながら、この人なら大丈夫と判断したときには、上で書いたようにもったいぶった言い方をします。

そして、次に続く「長い距離ってどれぐらいなんですか?」の質問に「大体200km以上、長いときは500kmを超えることもありますよ」と答えたときの相手の驚く反応を見て、ドヤ顔をする・・・

これって、正に今話題の「マウンティング」じゃないですか。あぁ、自分は「マウンティングおじさん」なんだ~。

私がどや顔したら、軽くかわして下さい

執筆後日談

私が勤める会社では、健康経営の一環として9時55分または14時55分に放送されている「NHKみんなの体操」を見ながら体操を行っています。

いつものように体操(今日はラジオ体操第二)を行ったのですが、終わるころには「ハーハー、ゼーゼー」。周りの社員から呆れた目で見られました(笑)。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

情報

前の記事

Frozen Shoulder