小江戸大江戸200k その1
緊急事態宣言が2週間延期されました。
3月14日(日)に予定していた「茨城100kウルトラマラソンin鹿行」ですが、私の勤務先が緊急事態宣言中の首都圏方面へ行くことを禁止しているため、残念ではありますが出場を見合わせることにしました。
というわけで、これからは小江戸大江戸200kモード全開で行きたいと思います。
関西在住の私にとって「小江戸」という言葉は馴染みのないものでしたが、言葉そのものは以前からあり、川越は江戸時代から「江戸の文化が真っ先に伝わる繫栄した町」という意味合いで「小江戸」と呼ばれていたようです。現在の定義はとしてはおおむね「江戸との関わりの深い町」「江戸の風情を残す古い町並みを残している町」とされており、川越以外にも栃木市や千葉県佐原市も「小江戸」と呼ばれています。
川越には蔵造りの町並みが今も残っており、今の東京では見ることのできない江戸の面影をとどめています。(写真は小江戸川越のシンボル「時の鐘」)
そんな蔵造ゾーンの一角にある蓮馨寺が今回のレースのスタートです。
小江戸コースの一番のポイントは、なんといっても「吉見エイド」から「手島エイド」に至るまでの荒川沿いの道でしょう。北からの強い季節風をもろに正面から受けることもあり、そのようなときは足を前に出すのも一苦労です。おまけに広い関東平野の風景がずっと続くため、ランナーたちは体力のみならず、精神力も奪われていきます。
もう一つのヤマ場は、唐子エイドを過ぎて80km地点辺りから始まる国道254号線です。ゴールまでは残り10kmちょっとなのですが、やたら長く感じられ、辺りが暗くなり始めることと相まって、精神的にかなりキツイ区間となります。
全般的に小江戸コースは風景が単調なので、その状況下でいかに楽しみを見出し、後半の大江戸コースに余力を持って臨めるかが鍵となりそうです。
ちなみに過去5回の小江戸コースのタイムは以下の通りです。
2016年 11時間22分
2017年 11時間34分
2018年 11時間9分
2019年 10時間55分
2020年 11時間55分
見事にバラバラですね。2019年は小江戸コースで飛ばしすぎ、2020年は序盤の強風向かい風で体力を消耗し、いずれも後半の大江戸コースの途中でリタイアしています。最近の練習状況を考えると、目標タイムは11時間30分といったところでしょうか。いずれにせよ、小江戸コースは我慢、我慢、ひたすら我慢です。
さて、次回は後半の大江戸コースを紹介します。お楽しみに。