足下の幸せを

ゴールデンウイークの後半、5月3日から4日にかけて行なわれる「赤間関街道中道筋マラニック」に参加する予定でした。山口県の赤間関街道(「あかませきかいどう」と読みます)には、中道筋、北浦道筋、北道筋の三つがあり、中道筋は幕末に吉田松陰、久坂玄瑞が歩き、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋ら、多くの志士たちが新たな夜明けを夢見た歴史街道です。

今回は、吉田宿の東行庵を出発し、この街道を通って一路、萩市の椿東小学校へ、そこで折り返して東行庵に戻ってくる、総距離124kmのマラニックです。中国山地を横切って山口県の瀬戸内海側から日本海側まで横断しますので、アップダウンが多く、距離の割にはハードなコースではないかと思います。5月3日の14時にスタートして5月4日の16時まで、26時間の制限時間が設けられています。

では、コースの予習もかねて、赤間関街道中道筋のことを調べてみましょう・・・

実際のコースは吉田宿がスタートです

と、本来なるはずだったのですが、大会事務局から「緊急事態宣言の対象地域となられた方は、残念ですが出場することができません」と、悲しいメールが送られてきました。

三度目の緊急事態宣言には思うところがあるのですが、この場ではそのことはあえて書きません。感染対策に万全を期してレースを開催されようとする主催者のご苦労は痛いほどわかりますので、今回の措置はやむを得ないかと思います。

とはいえ、初めてのコース、しかも私の大好きな歴史街道を走るとあって、大変楽しみにしていたので、事情はよくわかるもののやはり残念です。

参加予定者332人のうち、緊急事態宣言該当地区の方が47人おられますので、私を含めその方々の思いを受けて、是非とも大会が無事に開催されることを願っております。

というわけで、GWが暇になってしまいました。さてどうしましょう。緊急事態宣言で不要不急の外出は控えないと駄目だし、かといってずっと家にいるのもストレスがたまるだろうし。幸い「屋外での散歩や運動」はOKのようなので、この機会に近所の野山を制覇しようかと企んでいる今日この頃です。

私の住む豊中市に隣接する箕面市は、大阪市内から電車で30分ほどとアクセスも良く、箕面山には様々なハイキングコースが整備されています。以前の投稿で紹介したように、野生の猿も生息しており、「日本三大昆虫宝庫」と称されるほど豊かな生態系を有しています。国定公園に指定されているだけあり、コースは非常に歩きやすく、道標や地図も設置されているので、初めての人でも安心して歩けます。

箕面駅から箕面大滝、そして勝尾寺までの舗装されたコースは、これも以前に紹介したとおり、週末の坂道トレーニングコースなのですが、実は山道(トレイル)には数回しか足を踏み入れたことがなく、ビギナーに近いというのが正直なところです。

近くにあるとその良さがわからない典型的なケースかもしれませんね。

レースに参加できなかったことを前向きにとらえ、GWは身近なところで幸せを探しに、箕面の野山を駆けまわりたいと思います。

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