ターニングポイント

9月11日(土)は朝から雨でした。

1年半ぶりに開催された「びわこ周遊ウルトラマラニック」は、滋賀県が緊急事態宣言ということもあって、みんな揃って一斉にではなく、受付が終わった順に出発するという変則スタートとなりました。

天気予報では終日曇りでしたので、雨の心配は全くしていなかったのですが、前泊のホテルから一歩外に出ると外はすっかり雨景色。朝の情報番組の占いでは5月生まれは1位だったのに、占いなんてあてになりませんね。

早々に受付を済ませると、主催者のマリリンさんから「好きな時間にスタートしてください。何時にしますか?」とのことでしたので、間髪入れず、7時15分にスタートしました。定刻が8時スタートでしたので、45分の貯金です。

第一チェックポイントの石山寺(9.8km地点)に着く頃には雨も上がり、汗で内側がビショビショになったレインウエアを脱ぎ捨てて、身軽になった状態で心機一転。レースはここからが本番です。

第二チェックポイントの大津港交差点(17.7km地点)で後発の、N川さん、N尾さんに追いつかれました。お互いに久しぶりの再会を喜んだのもつかの間、明らかに私よりペースの早い二人には、先に行くように促し、「ああ、二人とはもう会えないんだなあ」と思いながら、遠ざかる背中を見送ったのでした。

びわ湖は広い!

その後も、M田さん姉弟、N嶋さんといったおなじみの方に追い抜かれ順位はどんどん下がっていきました。「あれ、ひょっとしてペースが遅いのかな?」と思いながらも、一応予定通りの時間にチェックポイントは通過しているので、あわてず、焦らず、マイペースを貫くことにしました。

補給も40分毎に持参したエナジージェルのメダリストを、2時間毎にコンビニで買った固形物(パンやサンドウィッチ)を、当初の計画通り寸分たがわす摂ることが出来たので、エネルギー切れによる失速もなく、レースは順調に進んでいきました。

ところがです、第5チェックポイント(67km地点)でレースをやめてしまいました。

何故でしょう。完全に練習不足であったことは否めません。左足裏外側の踵に近い部分が痛み出してきました。足裏はレース翌日以降、歩けないほどの痛みとなり、レース中はさほどでもなかったのですが、ダメージは大きかったのかもしれません。脚の付け根あたりから大腿四頭筋にかけて疲労が溜まり始め出しました。腸の具合がイマイチで終始便意を催し、途中何度もトイレにも寄りました。

とはいえ、これらのことは決して我慢が出来ないほどのことではなく、どう言えばいいのでしょう、何と言うか「走る意欲」が全くなくなってしまったのです。これまでのリタイアの原因は圧倒的に「家に帰りたい病」だったのですが、今回は家に帰りたくなったわけではなく、単純に走り続ける意欲がなくなってしまったのです。

今迄に走ったレースは勿論、今年走った東海道自然歩道ウルトラマラニックや長崎橘湾岸スーパーマラニックのときにも感じなかった感情に正直驚いています。

加齢によるものなのか、それとも単に練習不足なのか、練習の仕方が間違っていたのか、あるいは、同じレースに何度も出て、飽きてしまったのか。何かを見直す時期なのかもしれません。「何か」が何なのかも今はわかりません。

果たして出口はあるのでしょうか? どうすれば復活できるのでしょう?

しばらくは、悩み、もがき続けるしかないですね。

皆さんお楽しみにとは言えませんが、出来るだけ赤裸々に記録は残そうと思います。

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