二度目のデビュー
大谷選手が大リーグでデビューしたのは2018年3月29日、開幕戦のオークランド・アスレチックス戦でした。
藤井聡太さんがプロ棋士としてデビューしたのは2016年12月24日に行われた第30期竜王戦6組ランキング戦、加藤一二三さんとの対局でした。
ちなみに、私のレースデビューは2014年11月23日に行われた第24回福知山マラソン10kmの部です。早いものでこの秋でデビューから10年を迎えることになります。
当時、まだこのブログは開設しておらず、エッセイ風に書いた出場記を身近な人に発信するに止まっていました。
今読み返してみると、スタート前のトイレが長蛇の列だったり、参加者が多くてコース渋滞にイライラしたりと数々の洗礼を受けていますが、「それにしても何て気持ちが良いのだろう。何て楽しいのだろう。」「あっという間に終わってしまった。幸せな1時間だった。」と、喜び一杯のレースデビューだったことがうかがえます。
さて、このたび二度目のデビューを迎えることになりました。はて、何を言っているのかと思われるかもしれませんが、正しく言うと「トレラン」のレースに初めて出場することになりました。
確かにこれまでもコースの途中が山道だったレースは数多くありました。関西夢街道グレートラン、太陽の道ウルトラマラニック等々、行く手に立ちふさがる山々に何度撃沈したことでしょう。ただ、それらはコースの一部が山道なだけで、基本的には舗装された道を走るロードレースでした。完全にトレランレースと銘打ったレースに出るのは今回が初めてです。
そのレースは2024年7月7日の七夕に行なわれる「第10回奥比叡・仰木棚田トレイルラン2024」。滋賀県大津市の仰木太鼓会館をスタートして、自然が香る長閑な棚田、里山を走るコースです。アップダウンもそれほどキツそうではなく、16kmの制限時間が5時間というトレランデビューにはうってつけのレースではないでしょうか。
コースは渋滞するのかな、途中トイレに行きたくなったらどうしよう、転んだら痛いだろうな、雨が降ると嫌だな(実際、昨年は雨の中の泥んこレースだったようです)・・・
デビュー戦というのはやはり不安がつきまとうものです。ただ、その不安は決して嫌なものではなく、むしろ忘れてしまっていた大事なことを思い出させてくれる良い機会なのかもしれません。
スタート前の何とも言えない緊張感と胸の高鳴り、新たな出合い、素晴らしい風景。
そこでしかリアルに経験できないワクワク・ドキドキを思い切り楽しんでこようと思います!