ウルトラは月曜日に会社に行くまでがウルトラです

小学生のとき、遠足の帰りに担任の先生から「遠足は家に帰るまでが遠足です」と言われました。大人になってからこのことを知人に言うと、同じような経験をされた方はけっこう多く、「遠足あるある」なのではないかと思います。

さて、前回の投稿で、レース帰りの電車の中でバタバタと人が倒れた話しを書きましたが、今回はその続きです。

電車は30分近く遅れたものの、無事に出雲市駅に着きました。駅前の「天然温泉八雲の湯」で汗を流し、居酒屋で出雲蕎麦を食べて、夜行バスの出発に備えました。

22時55分にバスは出発し、一路大阪へ。千里ニュータウン到着は翌朝6時の予定です。夜行バスに乗るのは独身時代のスキーツアー以来ですので30年ぶりでしょうか。車内は前後左右の間隔が十分にとられており、30年前のぎゅうぎゅう詰めのバスとは大違いです。

これならゆっくり眠れそうだと思ったものの、いざ出発すると、レースの興奮もあってか、なかなか寝付くことができず、大坂についても頭はボーっとしたまま、おまけに太ももやふくらはぎの筋肉痛が徐々に出始め、心の中では「あ~、家でゆっくり横になりたい。会社休みたい・・」と切実に思いました。

6時前には家に着くことができ、そこからシャワーを浴びて、朝食を食べ、ウサギにえさをやり、レースでどろどろになったウエアを洗濯し、9時半にはすっかりサラリーマンのいでたちで会社に向かいました。

この日のスケジュールは、

 10時10分~10時40分 打合せ

 11時30分~12時 打合せ

 13時40分~15時 会議

 17時~18時40分 会議

と、週初めということもあり、打合せや会議が目白押しでした。

おまけに17時からの会議は、普段出席している方の代理出席で、会議の議事録を社内ネットワークの掲示板にアップする必要があったため、結局会社を出たのは19時を回っていました。

「ウルトラは月曜日に会社に行くまでがウルトラです」

誰が言ったのか忘れましたが、言い得て妙でだなぁと感心したのを覚えています。以降、ウルトラマラソンに出場したときは、かなりの割合で月曜日は会社に出勤し、疲れた身体と頭に鞭を打って長い一日を過ごすようにしています。まあ、ちょっとした意地でしょうか。ランニングはあくまでも趣味、仕事をきっちりとやってこその趣味だと、かっこよく言えばそんな感じです。

小江戸大江戸200kに初めて出たときも、レース翌日に東京駅から始発の新幹線に乗ってそのまま出勤し、会社でスーツに着替えました。今となっては「ようやるなぁ」ですが。

というわけで、今回のレースもようやく終わりを迎えました。

長い一日でした。疲れました。

でも、レース翌日の会社から帰るときの得も言われぬ充実感、これがあるからウルトラはやめられないんですよねぇ。

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