朝のルーチン

一日の始まり、ランニングをするかしないかはさておき、毎日決まって行う作業があります。

まずは玄関ポーチの新聞受けから朝刊をとってリビングへ。

次に、愛兎のそらちゃんにエサと水をあげます。エサはペレット(固形フード)、ビタミン錠剤、ゼリー、チモシー(藁)です。ペレットを容器に補充しようとすると、脱兎のごとく(実際にうさちゃんなのでこの表現がぴったりなのですが)とびかかってきますので、大好物のゼリーで注意を引きながら、そのすきにペレットを投入します。ポリポリ、むしゃむしゃと一心不乱にエサを食べる様子は赤ちゃんの頃から変わりなく、愛くるしさ満点です。

そして、自分の朝食の準備として、プロティンと豆乳をシェイカーで撹拌し、小ぶりのどんぶりにシリアル2種類(主にオールブランとグラノラ)を入れ、ほこりが入らないように鍋蓋で蓋をします。

それからシャワーを浴びて、朝刊を読みながら先に準備した朝食をセットします。シリアルにプロティン入りの豆乳をぶっかけ、その上にバナナを1本載せて、ヨーグルトを添えて出来上がり。

食べ終わると、スーツに着替えていざ出勤。これが毎朝の日課です。

12月12日(月)、いつも通りの日課をこなし出勤しました。

9時半頃、妻からLINEが。

「そらちゃん、亡くなりました。また連絡ください」

その瞬間、周りの音はなくなり、目の前に靄がかかりました。

はっと我に返ると、見慣れたオフィスの風景。ただ、わたしの目には涙が。

朝はいつも通り元気にエサを食べていたのに、なんで・・・。

家内の話によると、ゲージの隅で静かに眠るように息を引き取っていたそうです。

そらちゃんが我が家に来てから12年、人間でいうと100歳をゆうに超えています。ここ数年は以前ほど跳ねたり走り回ることもなく、ゲージの中でじっとしていることが多かったのですが、それでもたまにはゲージの外に出ていたずらをしたり、私の足元にすり寄ってきたり、老齢期をゆったりと過ごしているなあと思っていました。

とはいえ、いずれは旅立つ日はやってくると覚悟はしていました。

でも、いざその時が来ると、これほど嘆き悲しむとは、これほど大きな喪失感に襲われるとは。

ウサギですから犬や猫と違って喜怒哀楽を示すこともなく、いつも表情は変わらないのですが、それでもいたずらをしたときに叱ると、どことなく「怒られちゃった」感を滲み出しながら、ゲージの隅でしょんぼりしている様子を見るたびに、こちらが叱ったことも忘れ「ふふふ、可愛いやつめ」とほくそ笑んでいました。

可愛い家族でした。

斎場の予定が詰まっていたため、その日のうちに火葬を済ませることになり、お葬式のことは家内に任せました。

私が帰宅したときにはゲージの中はからっぽでした。

私の心も空っぽでした。もう会えないんだ・・・

あれから5日経ちました。

少しずつ悲しみは薄らいできていますが、朝起きるたびに、これまでと違うルーチンに少し戸惑っています。

新しいルーチンに慣れるころには、悲しみは消えてなくのかもしれません。

そうなったとしても、楽しかった12年間の思い出はいつまでも忘れないと思います。

長い間家族でいてくれてありがとうね。

天国で元気に跳ね回ってこれからも見守っていてね。

また会える時までバイバイ、そらちゃん!

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朝のルーチン” に対して2件のコメントがあります。

  1. harry より:

    お久しぶりです。
    とても久しぶりにブログを拝見したら、悲しいお知らせでした。。。
    お寂しいですよね😢😢😢
    うちもワンコ2匹亡くなり、今は新しい子と暮らしています。
    最近ブログは更新されていないようですが、マラソンは続けてらっしゃるのかな?
    どうぞお元気で☺️

    1. すっかりご無沙汰しています。
      私自身がこのブログにアクセスしたのが本当に久しぶりで・・・
      ランニングは細々続けております。
      ブログもそろそろ再開しなければと思う今日この頃です。

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