お肉と脂(あぶら)はどこに消えた?
毎朝、朝食前に体重と体脂肪率を計っています。
全く運動をしていなかった40代のころは68kgまで増えたことがあります。メタボではなかったのですが、BMI値(体重kg÷身長m÷身長m)は23.25で、危険水域25の一歩手前でした。
その後は半年で一気に55kgまで減り、増えたり減ったりを繰り返しながら、現在はほぼ58~59kg辺りをウロウロしています。
体脂肪率は10~11%ですが、家庭用の体重計で計測しているので、誤差はあると思います。
ところで、体脂肪率をどうやって計っているかご存じですか。
からだに微弱な電流を流し、その際の電気の流れやすさ(電気抵抗値)を計測することで体組成を推定するらしいです。「脂肪はほとんど電気を流さないが、筋肉などの電解質を多く含む組織は電気を流しやすい」という特性を利用しているそうです。
難しい話はさておき、私の年齢の平均体脂肪率は20%前後なので、それと比べるとかなり少ないと言えるのではないでしょうか。
ただし、体重・体脂肪率とも、かなりの振れ幅で乱高下します。例えば、下のグラフは11月以降の測定値ですが激しく上下している様子がよくわかります。多少の誤差はあると思いますが、大まかな傾向としては、朝ランをした日の数値は低めに出るようで、特に休日のロング走の後は、急激に下がっています。
ちなみに、グラフの右端の方で体重、体脂肪率ともググっと上昇していますが、これは年末年始の食べ過ぎによるものです。
ところで、体重が急激に下がったときは、身体のどの部分がなくなったのでしょうか?スーパーで売っている肉を考えた場合、2kgはかなりのボリュームになります。2kgの水は2ℓです。特段、ごっそりと筋肉や脂肪や水分が減ったような感じがしないので、いつも不思議に思っています。
ランニングにおいてエネルギー源となるのは、炭水化物に含まれる糖質です。糖質はグリコーゲンに変換され筋肉や肝臓に貯蔵されます。しかしこの貯蔵は一時的なもので、量も多くありません。糖質と併せて脂質もエネルギー源となり、それがゆえに長距離を走った後の体脂肪率が減るのではないかと思われます。
ただし、糖質も脂質も過度に減り過ぎると、寒気、震え、眠気、頭痛など、身体の不調が表れるので要注意です。身体を動かすエネルギーが不足して体温が下がり、そのことが免疫力の低下を招き、風邪やウイルス性の病気にかかりやすくなるそうです。
また、脳の主なエネルギー源はブドウ糖なので、そのため、糖質が不足すると血糖値が下がり、脳が休もうとします。頭痛や集中力の低下などが起きてしまいます。
沖縄100kウルトラマラソンの最中も、日中はブルブル震えていましたし、ずっと頭がぼんやりして眠くてたまりませんでした。もっとも、頭ぼんやりは普段からですが・・・。
体重が2kg変わると何らかの自覚症状がもっと出てきてもおかしくないと思うのですが、寒気や震え、ぼんやり以外、体調は良くもなく悪くもなく、身体が重くなったような、あるいは軽くなったような感じもなく、今のところは身体に異変を来すようなことにはなっていません。
とはいえ、何事もほどほどが大事ですね。超長距離ランナーは糖質制限も必要ですが、バランスよくしっかりと食べましょう。