ドレスコード

ドレスコード(dress code/服装規定)とは、時間帯や場所、場面などにふさわしいとされる服装のことを言います。私の勤める会社のドレスコードは、一応、スーツ(ネクタイあり)ですが、外資系の企業ではカジュアルなシャツにジーンズといったラフなスタイルの方も見かけます。

さて、ランニングにおけるドレスコードは存在するのでしょうか?

市民ランナーの夏場のドレスコードは、Tシャツ、短パン、靴下(ショート・くるぶし丈)、ランニングシューズといったところでしょう。最近では、オリンピックの日本代表になった大迫選手の影響か、タンクトップにハーフ丈パンツのランナーも見かけますが、それなりのスタイルが要求され、かつ、一見速そうに見えるので、それなりの走力も必要になるのではないかと思います。

ちなみに下の写真は肖像権の関係で首から下のみ掲載します。スタイルが良くてカッコいいですね。速そうですね(彼は実際に速いのですが)。

一方で、下の写真(これまた首から下で申し訳ないです)は40年近く前の日本を代表するランナーのスタイルです。今もテレビでよく見るレジェンドランナーです。パンツの丈が短いですね。今ではここまで短い丈のパンツをはく人は滅多に見かけません。ナイキに代表される厚底シューズのように、時代とともに靴は進化していきましたが、ウエアも時代とともに変わったのがよくわかりますね。

一方、トレランの世界では、ふくらはぎサポーターや、グローブ、リュックが更に加わり、人によっては帽子ではなくヘッドバンドやBUFF(バフ)を頭に巻く人もいます。

私自身はその時々に影響を受けたランナーのスタイルをまねることが多く、それは山本健一さん(通称ヤマケン)であったり、最近ですと土井陵さんのスタイルを取り入れています。

ヤマケンさんといえば、やはりHOUDINI(フーディニ)でしょう。1993年に設立されたスウェーデンのアウトドアカンパニーHOUDINIは、「究極の心地良さ」をコンセプトに、あらゆるアウトドアのシチュエーションに対応する製品づくりをしており、シャツであれ、パンツであれ、一度着るとその心地良さのとりこになってしまいます。軽い、肌触りが良い、すぐ乾く、臭わない、の四拍子がそろっている上に、デザインも主張しすぎることなく大人の落ち着きを感じさせる上品なものです。

下の写真も顔から下ですみません。HOUDINIのトレランショーツは若干丈が長めで、スタイルの良い最近の若い方にはよく似合います。

一方、土井選手と言えばCOMPRESSPORTでしょう。スイスで生まれたブランドで、NHKのグレートレースで土井選手が上から下までこれで揃えて、一躍有名になりました。黒尾を基調とした洗練されたデザインは山の緑や空の青に良く映え、デザインのみならずその機能もプロのアスリートと共同開発しただけあって、痛いところに手が届くものとなっています。下の写真、顔もさることながら、写真が芸術作品ぽく、もはやデザインがわからなくなっています。すみません。

このように、ウエアやアイテムをどれにしようかと思いを巡らせるのも、ランニングの魅力の一つではないでしょうか。さて、今期はどんなスタイルにしようかなと考えていたところ、あるメーカーのホームページで使われていたランナーの写真に目がとまりました。このメーカーの製品を身につけているのではなく、トレイルランニングのカテゴリーを紹介するトップページに使われていた写真なのですが、これを見た瞬間、「よっしゃ、今期はこれで行こう」と即断しました。それがこの写真です。(顔付きです)

ポイントはクオーターパンツにふくらはぎサポーターを組み合わせているところです。あえて太ももやふくらはぎを露出しておらず、若い選手にはない「渋み」とともに、どんな困難にも打ち勝って前に進み続ける力強さを感じさせますよね。しかも、髭があることによって、なんとなくですが「おっ、この人、速そうやなぁ」と思わせるところがあります。

よし、今期はこれで行こう。でも髭は会社のドレスコードに引っかかるから、ちょっと無理かな。コロナでマスクをしているからなんとかごまかせないかな。自分では結構似合うと思うけど、やっぱり無理だろうな。

ちなみに、下の写真は今から31年前、社会に出る前に最後の悪あがきで髭を伸ばしていた頃のわたくしです。今と顔は違っていますので、顔付きで出します。

山男みたいですね。

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