思い込み激しすぎ
前回の投稿でクォーターパンツの話をしましたが、今回はそれにまつわる後日談です。
実は、クォーターパンツは意外と売っていそうで売っていないことがわかりました。少しダボッとしたタイプのものは多く発売されているのですが、タイツタイプのものはそんなに多くはありません。ナイキやアンダーアーマーから出てはいるのですが、根が天邪鬼なもので、有名どころの商品はなんとなく敬遠してしまいます。
そんな中で、ようやくTRIMTEXというメーカーから発売されているのを見つけ、早速購入しました。届いた商品をはいてみると、サイズや圧迫度合いもぴったりで、買い物下手な私にとっては大満足でした。
ただ、このとき若干の違和感を覚えました。
「ちょっと縫い目が目立っていないか?」
この手のコンプレッションタイツでは、生地の縫い方がしっかりしているが故に、その縫い目が必要以上に目立つことも珍しくはなく、そのときは「まあ、こんなものか」と、す~と流してしまいました。
それと、ウエストのひもを結んだときに、結び目が外に出てしまうことも気にはなったのですが、これも「まあ、よくあることだ」とそれ以上気になりませんでした。
さて、次の日に実際にはいてランニングをしてみたのですが、予想以上に快適で、気分はすっかり前回の写真のような渋いおっちゃんになったつもりでいました。ただ、外に出たウエストの紐の結び目は、どうも収まりが悪い。びろーんと外に出た結び目は、どう見てもカッコ悪いです。
それに加え、ウエスト後部にジッパー付きのポケットがあるのですが、これが内側に付いていて、物の出し入れが非常に面倒くさいのです。但し、これも「内側につけて、物が落ちにくいようにしているんだろうな」と納得して、積み重なりつつあるいくつかの違和感の正体を突き詰めようとはしませんでした。
このような状態で三日が過ぎ、今朝もランニングから帰って来てシャワーを浴びようとパンツをおろしたそのときです。内側に白いマークのようなものが付いていではありませんか。それと、なんとなく内側の縫い目の方が整っているような気がするのです。果たしてそのマークをよく見ると、TRIMTEXのロゴマークでした。パンツを裏返してみると、それは紛れもなく正しい状態の製品でした。
なんと、わたしはこの三日間、裏返しのままパンツをはいて走っていたのです。近づいてじっくり見られることはなかったにせよ、ひょっとしたらすれ違った人たちは気づいていて、「ぷっ、あのおっさん、パンツ裏返してはいてるやん」と笑われていたのかもしれません。
あ~、よもや、よもや。穴があったら入りたい!(煉獄さん風に)
でも、どうしてこのようなことになってしまったのでしょう。
四日前、商品が到着して袋から出し、そのままの状態で試し履きをしたのですが、実はその時点で既に裏返っており、表裏逆にはいているにもかかわらず「これが正しい状態なのだ」と思い込んでしまったのです。そして、いくつかの違和感を覚えながらも、最初の思い込みがあるが故に、「これはこういうモノなのだ」と疑いもしなかったのでしょう。
やれやれ、三日目で気づいて良かった。(遅いですやん!と突っ込まないように)
今回のことに限らず、日常のささいなことで思い込みが激しすぎて失敗することがたまにあります。そんなときは自分の思い込みに大爆笑し、「あ~、早く誰かに言いたい!」となるのですが、そんなことよりも先にこの性格を直す必要がありますね。反省します・・・